派遣という雇用形態はボーナスが出ないとか、交通費が出ないなど悪いイメージをもっている方が多いとは思うのですが、実は派遣は利用の仕方次第で私たちに大きなチャンスを与えてくれるものなのです。
そのチャンスの一つが、派遣を利用して正社員を目指すことが出来るというものです。
今現在、企業の採用は新卒採用が主となっており、数ヶ月という短い間に自分の就職先を決めなくてはいけません。
しかし、そういった形で就職した人のかなり多数（大卒で３割、高卒で５割）の人が自分のしたかった仕事とは違ったといって会社を退社していきます。
そういった企業と社員とのミスマッチを防ぐ為に最近注目されているのが、派遣を経た後に正社員として採用してもらう雇用形態です。
この雇用形態の事を紹介予定派遣といいます。
紹介予定派遣は一定の期間派遣社員として働き、その後双方の同意の上で正社員採用をしてもらうというものです。
紹介予定派遣を利用すれば、企業の社風を確認してから正社員として働く事ができるなど私たちにとってメリットはたくさんあります。
そして、この紹介予定派遣には企業にもメリットがあります。
私たちと同様、企業も社員とのミスマッチがあると辞めていかれるので、その分を埋めるための人員確保に困る事になるのです。
しかし、紹介予定派遣を利用すると社員との相性などを確認したうえで採用できるので、正社員としていきなり採用するよりもメリットは多いのです。
こういった事から、この紹介予定派遣を利用する企業は凄い勢いで増えてきています。
また、派遣の求人情報を提供している、人材派遣会社でもこの紹介予定派遣を取り入れているところが多くなってきており、いわゆる大手人材派遣を利用すれば簡単に紹介予定派遣として働く事ができます。
この様に、派遣から正社員を目指すという事が一般の採用手段として受け入れられるようになってきたのです。
